ゲーデ式の回転翼型油回転真空ポンプです。高回転で運転されるモーター直結型ですので、ベルト駆動型に比べよりコンパクトで大きな排気速度が得られる、扱いやすい真空ポンプです。
<DW>シリーズには、排気速度50～1300(60～1500)L/minまで7機種がラインアップされており、仕様にあわせたモデルの選択が可能です(60Hz)。さらに、2段ローター型の圧縮方式がより高真空での運転を提供します。
<DS><DT>シリーズは、1段ローター型の圧縮方式を採用し、小型・低コストタイプとなっており、低真空・連続運転の分野で使用されます。

	<DW>シリーズ(2段式)型式一覧		<DS><DT>シリーズ(1段式)型式一覧
	型式 排気速度 L/min(50/60Hz) 到達圧力 Pa DW-60 50/60 6.7×10-2 DW-120 100/120 DW-185II 155/185 DW-360 300/360 DW-720 600/720 DW-960 800/960 DW-1500 1300/1500 *特殊表面処理クリーンSを施した耐食型DW-Cタイプもございます。		型式 排気速度 L/min(50/60Hz) 到達圧力 Pa DS-20II 17/20 1×102 DS-50II 42/50 DT-5 5/6 2×103 DT-20 20/24

 標準使用条件
1. 吸引ガスの種類：空気及び不活性ガス
2. 吸引ガスの温度：10～40℃
3. 周囲温度：10～40℃／湿度75% 以下
下記の場合は事前にご相談ください。
1. 腐食性ガス、可燃性ガス、薬品、溶剤、粉体、水蒸気等を吸引する場合
2. 常用圧力が1000Pa 以上の場合
3. 真空と大気圧の繰返し頻度が高い場合
真空ポンプ油の量、汚れを定期的に点検してください。
油が逆流しないよう、ポンプ停止時にはポンプ内を大気圧に戻してください。
大気圧～133Pa 付近の圧力領域では、オイルミストが多く発生します。ポンプ系外へ漏れ出るのを防止するオイルミストトラップのご使用をお勧めします。